D・フィンチャー監督&C・マリガン主演で「ミレニアム」リメイクか

写真拡大オスカーノミネートで注目度上昇中 デビッド・フィンチャー監督が、09年のスウェーデン映画「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」のハリウッドリメイク版でメガホンをとることになりそうだ。原作小説の英語映画化権を獲得した米ソニー・ピクチャーズがフィンチャー監督と交渉に入っており、オリジナル版でノオミ・ラバスが演じたヒロインのリスベット役の候補として、「17歳の肖像」(4月17日公開)で第82回アカデミー主演女優賞にノミネートされたキャリー・マリガンが筆頭に挙がっているという。スウェーデン人作家スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラー「ミレニアム」シリーズの第1作を映画化した「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」は、スウェーデンを舞台に、40年前の少女失踪事件を調査する雑誌編集者ミカエルと、彼を助けるヒロイン、背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーのリスベットが事件解明に挑むミステリーサスペンス。フィンチャー監督の最新作「ソーシャル・ネットワーク(原題)」(2010年10月15日全米公開)も同じくソニーの作品だが、米ニューヨーク・マガジン電子版によると、スタジオはその出来にいたく満足しており、同社の重要案件である「ミレニアム」もまかせようとしているとのこと。リメイク版では「シンドラーのリスト」「アメリカン・ギャングスター」のスティーブン・ザイリアンが脚本を手がけ、「ノーカントリー」でアカデミー作品賞を受賞した名プロデューサー、スコット・ルーディンが、スウェーデン版のプロデューサーと共同で製作にあたる。なお、フィンチャー監督に関してはもう1本、ソニーが手がける伝説のアメリカ人チェスプレーヤー、ボビー・フィッシャーの伝記映画「Pawn Sacrifice」の監督にも正式に起用されたと米バラエティ誌が報じている。

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